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ご案内中にゾッとした話


少し昔の話ですが、
私がこの業界に入りたての頃に学生さんの賃貸物件をご案内していた時のことです。



中野駅近くのエレベーターのない古いマンションをご案内しようとしておりました。




事前に指定されていたキーボックス(現地に設置されている鍵が入った箱)から鍵を取り出して、
(キーボックスを不動産屋はよく使うんです(^^))



その鍵で事前に聞いていた部屋番号のドアをゆっくりと開けました。





すると、玄関には大量の靴が無造作に置いてあり、
奥にはこちらに向いている足が見えました。
そうです、そこには人が横たわっていました。



開いたドアをすぐに閉めて、
お客さんには『次、行きましょうか』とだけ言ってその場を去りました。



その後学生さんは別の部屋を内見し、
無事にご契約いただいたのですが、


あの時、なぜ住んでいる人のドアがキーボックスの鍵で開いたのか、

横たわっていた人が本当にその部屋の住人だったのかはいまだにわかりません。


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